僕は不器用です。

何かしら興味のある事をつらつらと書きます。

めぞん一刻読了。

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近所の図書館はマンガが豊富に所蔵されてて、めぞん一刻ももちろん全巻そろっている。だいぶ前に一回読んでたんだけど、恋愛の駆け引きが長引きすぎるのが辛くて読みのがしていたことを思い出す。

 

個人的な好みでいえば、エロゲー制作会社keyが作ったCLANNAD(恋愛と家族がテーマ)を凌いだ良作だと思う。上の絵の音無響子が主人公。作品の中で流れる時間でいえば、長い長い長編恋愛マンガである。その長さの意味も読み終えてみれば、何となく解る気がする。あくまで主人公、音無響子の感情と連動したマンガなのだ。

 

高橋留美子さんのマンガは基本的にギャグやノリが好みで、読んでて楽しい。

また、この人はそれ以上にドラマが描ける。人間ドラマに必要不可欠な、舞台をしっかり描きこなす。僕が本当に凄いと思ったのは、これ。

 

舞台を描きこなしている。妙にマンガの中で描かれている舞台に親近感を覚える。一人の、、または複数の人間が作った空間というものが綿密に描かれているからである。

家から一歩外へでれば空気が変わって、自分が感じとる空気や印象の感触が少しずつ変化するように、めぞん一刻で描かれているマンガの舞台の一つ一つに対しても、そのような変化が伴うのであった。

マンガに奇妙な力があるとすれば、その力の由来はまさに舞台にあるんじゃないかと思っている。

僕は今回ページを開けばそこに"行ける"素晴らしさを噛み締めることが実感できた。

(これは同じものを複数回読んでも飽きないことを同時に意味するだろう。)

 

もちろん、生半可なマンガではそれを味わうことは不可能だろうと思う。

舞台があって人がいる。舞台にも色があって、晴れがあれば雨も降り、朝があれば夜もある。舞台が色めいて初めてドラマもそれに合わせて動いていく。そういうことに気付かされたマンガであった。

 

僕が思うすごいマンガっていうのは、入ったっきり帰ってきたくなくなるような、舞台がきちんと描かれているマンガなのだ。