趣味の世界

興味のある事

花見へ大阪に。

たまに雲から日差し射す。とても楽しみにしていたと、同時に自分に何かの欠落を感じつつの不安を抱えて繰り出した大阪。大羽左膳さんと花見をさせていただく事になっていた。引っ越ししたての独り暮らし!の自宅にお邪魔して泊まらせていただくことも彼女は提案してくれたので、言葉に甘えてそうさせてもらうことにしていた。僕は彼女の本棚をみるのを何より楽しみにしている。泊まりがけということで、長い時間同じ空間に一緒にいるので、なにをどうしていいのか全く考える事すらできず、一抹の不安をかかえっぱなしだった。とりわけこれは僕が彼女を好んでいる感情があるから焦るわけであり、そうでもなければ、別にそんなことはないと思う。そう、どこかそれは尊敬に似ているものであるのだった。そのための緊張。実際に彼女に会うと等身大のその人がいるだけで、誇大強調しすぎていた尊敬の念はすこしだけ緩和する。ここらへんは、ネットで彼女の詩などを読んでいる感覚の側面と、実際に彼女を目の前に会話する人間対人間で接している側面とでの捉え方の違いだと思う。

 

4/4  僕は三ノ宮でカメラもってぶらついていた。午前10時には三ノ宮に到着していて、左膳さんとの待ち合わせの時間は夕方5時に大阪の岸和田だったので、だいぶん時間を持て余した。カメラを持っていても、大きな町の中で何を撮ればいいのかわからず僕はただ、ビルを見上げたり、太陽が出てたので空を眺めたりしていた。 特に空には何も無いんだけど、僕は空が好きでよく眺める癖があるのだった。雲と青でこの世界はたいてい、十分な気がしていた。それに黄色と緑と赤い光線がある二つの眼にはとても綺麗に映る。青色のイメージは落ち着き、を表すというがまさにそうだ。何色とでも隣り合うことのできる色。そう思っている。絵を書く時、絵の印象の基盤となる基本色は青が好い。そんな青い空の下で、何やらモノを売ろうと準備しているおっちゃんが見える。しばらく僕は近くの花壇の隅に腰を下ろし、その姿をなんとなく眺めていた。ちらほら彼に声をかける人が出てきたので、波にのるように僕も声をかけてみることにした。ここで声をかけなければ!と思った。そういうとき必ず僕は動くことにしている。そう、その瞬間そこで僕は一人の路上芸術家と出会う。彼の名前は山田せいじさん。アトリエTORORIという工房名で活動している。路上販売専門でガラスの職人。 10年、彼は路上に座って週末に作ったガラスを売っているらしい。

気さくな方で、助かった。経験豊富な喋り口調だ。話せばすぐにそのくらいのことならわかってしまう。相手をおもいやりつつ、自分のことをしゃべる人、いいよね。他人の話しなのに、耳に馴染んでくる感じは、渋いCDショップで流れている有名なJAZZのような響きに近い。いろいろと取材させて頂く事に成功した、、?はず。。初めての飛び込み取材!生物学とか科学がとても好きで、高校生の頃は、いわゆる勉強をしなくても学年ではトップ、全国模試なんかでも、上位に食い込んでいたらしい。そのような片鱗が、現在創作されている作品にも刻み込まれていた。ミジンコなんかが好きでねぇ〜と笑顔で語ってくれた。僕も生物/実験大好きな少年だったので、共感。ミジンコに伝送性があるのか高校のころに実験したことを思い出すなあ、、。ゾウリムシには電送性があって、プラス極とマイナス極の電極を液体につけて電気を走らせると、不思議なことにマイナス極へ移ってゆく。ミジンコでもこのような法則があるのではないか?と安易な考えから、実験して発表までしたことがある。まあ、陽極に寄ったように見えたり、陰極に寄ったようにみえたりして、その時々でようわからん感じでおわっちゃって、研究結果としては非常に残念な結果だったことを覚えているが。いえば、実験が好きなんだろう。その傾向は現在にも反映され、新たな絵を描く方法をさがしだすためにいろんな描き方を試している途中である!、、。

とにかくガラスでデザインされてるものの形などに興味を惹かれる。葉っぱや、こんぺいとうみたいな形態の首飾りから、ブラックホールをイメージしたうねりと蒼色、金色の付いたガラス。これも革ひもを通して首飾りに。すごく洒落ている。それに作品のクオリティがいちいち高いので、 興味をひかれっぱなしである。

人は自然や生命力の高いものへの興味をなぜかしら持つ。生まれてすぐに動物と仲良くなりたいという気持ちが僕には芽生えた。人間の赤ちゃんと動物が好きで、面倒などよく見ていた。というか僕は遊んでたつもりなんだけど。そのせいもあってか子供の母親から気に入られたりしてた。

子供や動物には生命力を感じる。ただ可愛いってのもあるけど、触れると元気になれる。だから、僕は基本的に今でも子供、動物が好き。

緑も好きだ。なぜ木は茶色で土は茶色で、葉っぱは緑に映るのか、まったく意味がわからないけど、それが人間の太古の記憶だとするならば、ソコに興味を惹かれることは偶然ではない気がする。もっとも身近な存在であり、もっとも根深い記憶の断片として隠れている運命共同体。僕らはその存在を無視出来ない。

 

この取材は今年出版予定の同人誌「労働と仕事」に記事として掲載する予定である!乞うご期待!まだ取材たりてないので、直感で人を探し取材してきたいと思います💦大変ですが、がんばります。

 

午後、電車を乗り継ぎ乗り継ぎ・・・。

昼飯もくわずひたすら電車の乗り継ぎ。山田さんが奮発して話してくれてたので、昼の2時くらいまで直射日光の下にいたからか顔がちょっと痛い。

2時間くらい乗り継いだところで、左膳さんと待ち合わせの場所へ。

すぐに合流できた。左膳さんは仕事を抜け出てきてくれた。郵便局に用事があるからと言う理由で、抜け出てきたんです、、。と、悪い子である。

 

よくそんな噓つけるなあ〜っておもう。僕より彼女は大人なんだろうなあ。大人は嘘をつくのが上手なイメージがある。僕は噓付けないし、下手だからすぐばれちゃうようで、怖くてね;

 

二人で商店街を通って買い物へ行く。明日の4/5にはなんだか商店街で祭りがあるらしいことを聞く。空を見る。曇り。明日晴れたらいいけどなあ、、なんてことを考える。祭りは楽しみ。作家が集まって商品を売るようなところもでてくるみたいで、僕が好きそうだからと勧めてくれた。あざっす!

とりあえず買い物。回鍋肉つくるぜー!ってなり、キャベツやらバナナ(これは左膳さんの栄養補給用)やらを買う。忙しなく買い物が終了した。早いっ!

外は雨がちらほらと降っており、傘を差しながら歩く。道路は広く、スーパーは大きく、まるで岡山みたいだな、、とふと思う。岸和田はすごく綺麗なところでした。住宅街と商店街などが密集してて、デカい道路を挟むとデカいスーパーが建つ!つくりの解り易い町である。このくらいの解り易さが棲み易さにつながるのかもしれないです。というか、そういうところが岡山っぽい。

彼女に導かれるままに、家に帰宅。女子の部屋にお邪魔する回数がそんなに多くないので緊張した。印象は、慎ましやかな暮らしの印象。家具や家財道具などからなんとなく感じられる。まだ引っ越してきて数週間くらいらしく、たくさんの本がダンボールにつまれてる。おお、本だ!とわくわく。

 

ありゃ・・・?

わくわくしてると、どうもコンロの火がつかないらしい。

それから、彼女は大家さんに電話して、、とけっこうなバタバタだった。疲れるだろうなあ、、と心配し、なにかおれに出来ないのか、、と考えたが、どれもこれも、なんか違うとおもって、やめた。おれは客だから、座っていよう、、というのが一つの答えになった。

その間にシャワーを借りてはいったり、色々とヘンテコなリズムで時間は進んでいった。僕もなんだか緊張してたので、ヘンテコな動きをしていたかもしれない。笑

 

その後電気コンロを大家さんが届けにきてくれて、それで一緒に回鍋肉、、ではなく、冷凍うどんを作った!笑 菜の花?なんなのかわからないけど、緑菜をいれて、左膳さんの実家で作られたブロッコリー(めちゃくちゃ大きくて健康的な緑色!)を茹でて頂いた。ブロッコリーに青じそのドレッシングをかけて食ったけど、めっちゃくちゃ美味しかった。はや茹ででしゃきっとしている触感の方が美味しいことを初めて知った。家の母親は口の中へいれたら、崩れるくらいブロッコリーを茹でるのだ。だからそれがブロッコリーだとおもってたけど、ちがったのね・・。

一山つくったブロッコリーは大人気で、二人で食い争っていたように思う。え、、ちがうかな・・。

 

その後、モヒートを御ちそうになる。ミントはベランダで育てているものから葉っぱをとりだしてきてくれた。ライムを細かくきって、コップにいれて、ミントもいれる。そこに砂糖を好みの量いれて、すりつぶす。つぶしてると、すごいミントの香りが!(さらに大葉の刻みなんか入れたらたぶん美味いと僕はおもう。)それにソーダ水をいれて、トニック(正確にはラムでした。)で割る。おお、、!初めて飲むアジ。本当に飲んだこと無い感じ。自分はもっと砂糖入れたら良かったな〜とおもった。とんだ甘党。家でも簡単に作れそうなので、また飲んでみたいと思う。

あとは、自分が左膳さんに描いておくった絵をどこに飾るかを決めさせてもらって、就寝。

食材に囲まれて寝る!

 

2015.4/5 曇り、雨

起床午前5時30分ころ?左膳さんが起きたので、僕も起きる。人の家に泊まると、自分の部屋とは眼を覚ました時の景色がちがうから、凄く違和感。目をつむると毎日と同じところに還ることってないですか?僕は結構あって、婆ちゃん家とか泊って、朝目覚めたらめっちゃへんな感じを感じることが多かった。いつも寝ている自分の部屋ではないことに。

そんな感覚を気にしつつ、それを彼女に話してみる。彼女はそんなことはないのか、反応は薄かった。おれだけなのかな?

 

その日は、午前中部屋でぼぉーっとして居ることにした。とくに何もすることがなく、いつもなら、この時間たぶんスクラップブック作るために紙を引き裂いている。そういう一連のルーチンから抜け出ることが怖いのか、僕は急にとても空間が僕にせまってきて、窮屈に感じた。調子が悪くなり始めている。なんでもいいから、何かの作業につかなければ、、とおもった。小さいいつも持ってるノートを取り出して、文章を書いたりしたけど、おさまりきらず、ベランダに出させてもらった。外の空気ですこしだけ解放された。ほんとうに左膳さんには迷惑をかけたろう。突然のことで悪かったです。ごめんなさい。

しばらく寝かしてもらい、せっかくきたのだし、、と外に出ることに!

写真を撮ればちょっとは気分が落ちつくと感じたのだ。

 

僕は赤いチューリップの写真や、岸和田城で開かれてたフリーマーケットの写真など撮った。天気はあまり良くないのに、人がたくさん居て、賑やかな印象。陶器市が開かれてて、左膳さんと回った。陶器!興味あるぞ!と僕も関心の眼をむける。さぜんさんは気に入ったものとか見つけてて、はしゃいでる。それをみるのが楽しかった。

どうしてこうも、自分に向かうのだろう、、と思う。

第一のインスピレーションとして、左膳さんと楽しむことよりも、自分で楽しもうとしてしまう。それが僕には嫌に思う。本当はもっと話しがしたいし、もっと笑いたい。感情を表現することが苦手、、というけれど、ソレばっかりではダメだと心底思った。自分の存在が失くなっていくだけだ。そんなの何が楽しいのか解らない。僕はただ一緒にたのしみたいと思ったのだから。自分で一人で楽しんでも意味が無いな、、って思う。

 

外から帰ってきて、左膳さんにそのことなどを話すと、彼女はまだお互いまったく解らないから仕方ないのだよ、と言ってくれたので、ソレを信じることにした。

 

僕は僕なりになんとかしようと思う。今年は色んなことに対して諦めない年にしたいし、諦めない人間になりたい。自分の可能性を広げてやりたい。

 

お世話になりました!また遊びましょう。

 

大阪の怒号がたまに飛び交う!??も、住民の方はなんだか親しみやすそうで岸和田は素敵なところでした。

みなさんもぜひ訪れてみてください。